Picardiella tarsalis (Matsumura, 1912) コクロオナガトガリヒメバチ

Picardiella tarsalis

この属は産卵管の先端が”くねっ”と曲がっているのが特徴です.こにしさんのおっしゃるように,ヒメベッコウ(ヒメクモバチ)類の巣からもっともよく出てくるヒメバチです.小屋のまわりとかを探索中のメスは見るのですが,産卵の様子は見たことがありません.一度見てみたいものです(この産卵管を使って穴を開けるのかな??).撮影者:みつき様


Picardiella tarsalis

家屋のコンクリート土台壁面に営巣したヒメベッコウsp.の泥巣群を定点観察しています。

泥巣は壁の縦溝(幅4cm、奥行き2.5cm)の奥に作られてあります。巣作りを一通り終えて主の姿が見えなくなった9月下旬の或る日、別種の蜂が泥巣に居ました。この巣の上をしきりに点検して歩き、コンクリート壁を少し徘徊してまた戻りました。

胸部背中と腹端に一個ずつ白点が目立ちます。触角も途中に白い部分があります。産卵管も見えるので♀でしょうか。蜂の採集・採寸などはしていません。見慣れたヒメベッコウ(体長10mmぐらい?)よりも目視では小柄で華奢でした。(体型と白斑の入り方から判断すると、Picardiella tarsalis コクロオナガトガリヒメバチではないかと思います。普通に採集される種ですし… by こにし様)

2008年9月 撮影者:しぐま様


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