Isodontia harmandi (Perez, 1905) アルマンアナバチ

Isodontia harmandi

Isodontia harmandi

19日土曜日と20日日曜日に、ようやく念願のアルマンアナバチの獲物の搬入を観察できました。佐賀市富士町市川の山で、一昨年営巣中の巣にムカデが侵入、営巣が中断して、観察は頓挫していました。昨年は近くの岩で巣材採取する蜂を見つけましたが、トラップには営巣してくれず。今年こそはと、この蜂が好みそうな内径20ミリ以上の竹ばかり揃えたトラップを2つ7月初旬から用意して、満を持していました。2日で計4度の搬入を観察しましたが、いずれもササキリモドキの一種と思われました。かなり素早く搬入するので、写真はぶれていますが、最高にうれしい連休(実は1日仕事)になりました。

25日土曜日にも午後仕事を終えてから現地に駆けつけ、夕方まで眺めていましたが、巣材を持ち込むだけで、とうとう獲物は搬入しませんでした。先週の連休から合わせて15時間ほど見ていましたが、獲物の搬入は4匹だけでした。ドロバチやハキリバチのようにせっせと営巣を進める風ではありません。巣材は何度か狩りをすると、隔壁を増量するためか、補充を行うようです。獲物搬入の写真を見て、知りたかったことが確認できました。この蜂はコクロアナバチとは違い、獲物の触角は切り取らないようです。2009年7月 撮影者:ヒゲおやじ様


Isodontia harmandi

採集地は標高500m付近の二次林で、植生はスギ、クヌギの混生です。林内底部では一面クヌギを使ってシイタケ栽培がされており、そこを歩き回っていました。撮影者:Beet様


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください