Monthly Archives: 2月 2012
Discoelius japonicus Perez, 1905 ヤマトフタスジスズバチ
室内に迷い込んできた蜂です。2006年7月8日 山形県飯豊町/撮影者:しぐま様
最初穴を掘っていると思ったのですが、穴を掘る習性は知られておらず、既存の穴の中を掃除しているのではないかと教えていただきました。2006年 撮影者:ハンマー様
さて、朽ちてキノコが生えているような伐採木を積み上げた場所で、材に営巣していました。木のクズをくわえて穴から後ろ向きに出てきたところです。2006年6月 撮影者:ハンマー様
Anterhynchium flavomarginatum micado (Kirsch, 1873) オオフタオビドロバチ本土亜種
2014年9月28日 千葉県/撮影・投稿者:17824635様
(断定はできませんが、ご推察の通りオオフタオビドロバチの可能性が高いと思います。by 管理人)
(後胸背板に小さいですが黄斑がありますね。となるとハグロフタオビドロバチではないかもしれません。決め手は頭頂部(単眼と頭部後縁の間)で、くぼみがあればオオフタオビドロバチということになります。私の持っている標本の中に、黄斑が小盾板に痕跡程度しかないオスの個体があります。 by 管理人)
ご指摘の部位を見たところ明瞭なくぼみがありました。ということは写真の個体はオオフタオビドロバチということですね。2009年7月末 滋賀県/撮影者:ぽんたくん様
本州のオオフタオビドロバチの♂♀.2008年 撮影者:みつき様
職場に入ってきたハチ。2005年9月 撮影者:tack_jibe様
自宅近くの崖が土取場になっている。2004年6月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
Ancistrocerus melanocerus (Dalla Torre, 1894) ケブカスジドロバチ
山中の建物の外壁の下、コンクリート基礎部分に開いた穴(地上8cm)に見慣れないドロバチがせっせと泥玉を運び込んでいました。残念ながら泥巣が完成する前に蜂が帰って来なくなってしまいました。おそらく寿命を迎えたのではないかと思いますが、貯食行動も見れませんでした。2014年10月下旬 山形県の里山(標高〜650m地点)・未採寸、未採集/撮影・投稿者:しぐま様
ネット検索すると「ケブカスジドロバチの生態的研究 (IV) 北日本での世代数と営巣場所の選択性について」と題した文献が公開されていて、とても勉強になりました。
岩田久二雄先生の著作(『本能の進化』、『日本蜂類生態図鑑』)で調べると、シノニム(Ancistrocerus densepilosellus Cameron,1911)として載ってました。
ケブカスジドロバチの旧名はミヤマスジドロバチと呼ばれていたようです。造巣は借坑性ではなく築坑型で鱗翅目の幼虫を狩るそうなので、今度は巣造りや貯食を最後まで見届けたいものです。
(写真のドロバチは、ケブカスジドロバチ♀のようです。検索キーには記載されていませんでしたが、手元の標本と触角間の黄紋も同じでした。by 管理人)
メス。撮影者:さびきこり様
クモバチ科の一種 Pompilidae gen. sp.
種不明18。この前このベッコウバチが営巣していたと思われる箇所を開けてみたのですが、幼虫が全くおらず、むしろクモが生き残っていました。なかなか成虫になるのは難しいんだなと感じました。他のクモバチもある特定の科のクモのみを捕獲するのでしょうか?全てのクモバチがクモの体内に産卵するのでしょうか?営巣された巣を開けてみると、いくつかはクモがそのまま生きた状態になっていました。それを見て、クモの外にも卵を産むのか、もしくは卵を産まれても生きられる抵抗性を持ったクモもいるのかなと疑問を抱きました。2014年6月後半 千葉県/撮影・投稿者:17824635様
(クモバチが狩るクモは、種類によってある程度決まっています。「狩蜂生態図鑑」P33によると、「クモバチ類のグループ全体が肉食性のクモを、それも1個体のクモで子供1匹を育てるので自分の数倍の大きさのクモを狩る、狩蜂らしい狩蜂の仲間です。クモには造網性・徘徊性などの生活パターンがありますが、そのパターンに対応して、それぞれを狩るクモバチが決まっています。」とあります。クモバチは、クモの体内に卵を産むのではなく、クモの外部にくっつけて生み付けるようで、こちらも種類によって生む場所がだいたい決まっているようです。by 管理人)
種不明その17。体長1~1.5㎝。獲物のクモは足が切断されていました。2013年8月26日 鹿児島県奄美大島/撮影・投稿者:amamizuki様

種不明その16。山地の路上で非常に奇妙な動きをしていました。飛べずに徘徊するだけですが、その場でくるくると旋回を続けます(必ず右回り)。ときどき立ち止まり身繕いしたり、まっすぐ歩くこともありますが、すぐまた旋回運動に戻ります。特に目立った外傷は見られないので、神経症状を疑いました。(画像のクモバチはヒゲクモバチ(Dipogon)属でしょうか。自信は全くありませんが。動画の行動ですが、かなり左の触角を気にしていますね。触角に嫌いなにおいの物質が付いてしまっているとか。触角が片方無い場合、どうなるのでしょうか。触角の一部を欠損した個体を採集することがあるので、欠けた場合は旋回することは無いのかもしれません。 by 管理人) 2010年9月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
種不明その15。10~13mm程のハチです。雨上がりに雑木から道へとテクテク歩いてきた所を撮影しました。2010年7月 静岡県駿東郡清水町/撮影者:nevermore様
種不明その14。馴染みの観察場所に行った時の目撃事例です。チュウガタコガネグモと思われるクモの網に、小型のクモバチが引っかかっていて、暴れていました。数分間見ていましたが、クモは完全無視のまま動きません。よく見ると、クモは左前2脚を失っており、またその位置はコガネグモの定位置であるX網の中央ではなく、ハチを避けるようにずれた位置に定位していました。
(このクモバチがコガネグモを獲物とする種ではないような気がしますが、いかがでしょうか?たまたまかかったクモバチを襲おうとしないのは、クモがかかったものが危険だと判断しているのでしょうか? by 管理人)
(私がこれまでに観察した事例を挙げますと、タナグモの仲間の巣の上で小型のクモバチが、明らかに意図的に暴れるように行き来し、巣の主が逃げ回るところや、同じように、暴れるように地面の雑草の間を走り回る小型のクモバチ、Agenioideusの一種が、ハエトリグモをとり逃がし、付近をオーバーアクションで走り回るが、ハエトリグモが逃げ惑うところ、稲刈り跡の切り株を探るクロベッコウの一種から逃げ惑うコモリグモなど。
これらは蜂が自分の存在を利用して蜘蛛をあぶりだすか、あわよくば自分を襲わせてその瞬間に狩ることを狙っているようにも思えます。モンベッコウ(モンクモバチでいいのでしょうか?)が網の中央にいるナガコガネグモを攻撃するのを2度観察しましたが、1度は網にいるまましとめ、1度は蜘蛛は網のしたに落ちて逃れましたが、地面でしとめられました。いずれも蜘蛛の方はベッコウバチに反撃するどころか、逃げるばかりです。
写真の蜂は、管理人様がおっしゃるように、大型の円網を張る蜘蛛を狩る種ではないように思えますが、蜘蛛が、蜂を天敵として認識している可能性は否定できません。あるいは、負傷しているために攻撃を自粛しているのかも知れません。
しかし私はキイロスズメバチがナガコガネグモの巣にかかった時、蜘蛛はためらわずに糸を打ち掛けたのも観察したことがありますし、秋口に蜘蛛の巣にかかって、ぐるぐる巻きになったクマバチもよく見ます。ベッコウバチだけ天敵として識別できるのかどうかは疑問です。by ヒゲおやじ様)
2009年5月4日 栃木県/撮影者:さびきこり様
種不明その13。クモバチ(ベッコウバチ)の一種。10ミリほどで、特徴的な色彩をしていますが、小楯板は黒です。佐賀県佐賀市大和町 2008年7月20日 撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その12。蜘蛛は昨日の朝動きを止めました。今日幼虫はほとんど、蜘蛛の腹部を平らげています。2006年11月4日 撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その11。今日の幼虫の写真をアップします。丸一日でかなり成長したようですが、蜘蛛はまだ機敏に反応します。食いついているところにも、大きな傷は見当たらないので、体液を吸ってる段階でしょうね。2006年11月1日 撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その10。先日のクロクモバチの一種と思しき蜂の卵が孵化しました。営巣から3日目です。蜘蛛はまだ、触ると歩きます。幼虫の様子をみると、捕食は始まっているようです。2006年10月31日 撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その9。今日、巣穴を掘ってみました。この蜂は、既存抗を利用すると思っていましたが、地面のほんのちょっとした凹みから、巣穴を掘り始めたので、多様な習性を持つのかと思いました。発掘してみると、巣穴の入り口から5センチほどのところから、赤ちゃんの手が収まるくらいの空間があり、育房の様子は確認できませんでした。さらに土を掘って探索していると、いつの間にか、蜘蛛がいるのを見つけました。触れると活発に歩きますが、よく見ると、腹部に蜂を卵がついています。麻酔が浅い種類なのかも知れません。2006年10月29日 佐賀県佐賀市 /撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その8。みかん山の、ふもとの稲刈り跡で、クモバチの狩りを観察しました。切り株を中心に獲物を探し、飛び出してくるコモリグモの一種を素早く追いかけ、しとめました。巣作り場所を探す前に、葉の上に引き上げるところです。10ミリほどで真っ黒な種類です。(クモの種類は水田などに多く生息するキクヅキコモリグモのようです。♀の成体ですが、触肢の様子(色が淡く毛が少ない)から亜成体(最終脱皮前)と思われます。)2006年10月28日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その7。古い神社で撮影しました。オオシロフクモバチに動きは似ていますが、斑紋はありません。体長12ミリほどだったと思います。2006年8月15日 兵庫県加古郡播磨町/撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その6。オオモンクロクモバチの2/3ぐらいのありました。暖かい木製の椅子で寝転んで休憩しておりました。2006年8月16日 神奈川県大和市/撮影者:あかまんま様
種不明その5。クモバチの一種に捕獲されたササグモ。公園にて。東京都 2006年6月 撮影者:たかの様
種不明その4。巣材集め,といっても拾って運ぶだけ(ガの幼虫の糞のように見えました).2006年6月19日 大阪府生駒山/撮影者:みつき様
種不明その3。昨日枯れ木の孔の巣を封じているクモバチ(ベッコウバチ)の1種を見ました.巣材はドロではないようでした.時間が無くてこのときは確認できませんでしたので,近々巣の内部を調べに行きたいと思っています.巣穴を封じているところ.大阪府生駒山 2006年6月19日 撮影者:みつき様
種不明その2。葉の上を探索しているようでした。2005年10月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その1。クモを抱えたメスに、オスが交尾を迫っている? 2002年6月12日 撮影者:こばし様
Tachypompilus analis (Fabricius, 1781) ツマアカクモバチ
体長は15~18mm程度。2005年11月7日 広島県沿岸部/撮影者:ash様
10年前から我が家に夏になると出没してます。2005年9月 静岡県藤枝市/撮影者:@ひろちゃん様
寺の建造物や石垣の隙間を検索して回っていた。2004年7月 佐賀県富士町/撮影者:ヒゲおやじ様
2003年10月 撮影者:亜夜華様