Monthly Archives: 2月 2012
Zaraea metallica Mocsary, 1909 ネジロコンボウハバチ
オス。種名がわからなかったためこちらに投稿させていただきました。HP上で調べましたところコンボウハバチ科の一種ではないかと思いましたが、よくわかりませんでした。
(脚の爪は単純、複眼の内縁は曲線状で中央が湾入するか下方に向けて狭まる、というところからヒメコンボウハバチ属になります。ネジロコンボウハバチが近いと思われます。 by 管理人) 2011年4月19日京都府岩倉/撮影者:koro様
Vespula shidai Ishikawa, Sk. Yamane et Wagner, 1980 シダクロスズメバチ

蜂と松に関するちょっと不思議に思った映像を投稿します。晩秋の山中でアカマツの枝にシダクロスズメバチ♂2匹が取り付いて葉を舐めていました。色んな解釈が考えられると思うのですけど、蜂が松葉を舐めに来るのはよくある行動なのでしょうか?(私も以前、クロスズメバチが松葉に飛来していたのを見たことがあります。そのときは同じ木にアブラムシもいたのでその甘露をなめているのかと思っていました。 by 管理人) 気温14℃ 2011年11月中旬 山形県/撮影者:しぐま様
この雄蜂はシダクロ♂ですかね?
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2012/01/blog-post_28.html
(こちらのオス蜂は、ご推察の通りシダクロスズメバチですね。複眼内側のへこんでる部分の白斑が三日月形にえぐれています。クロスズメバチだとこのへこみはえぐれることなく白斑で埋まってます。この写真には写っていませんが、もう一つ区別点があります(オス限定)。大顎の基方に三角形の黒斑があればシダクロスズメバチのオスになります。 by 管理人)
2011年11月中旬 山形県/撮影者:しぐま様
Zatypota albicoxa (Walker, 1874) マダラコブクモヒメバチ

軒下の材木置き場であちらこちらにクモが小さな不規則網を幾つも張っています。その網に興味を示して忙しなく調べて回る蜂が一匹現れました。クモを狩るハチではないかと直感して見ていると、残念ながら網にクモは居なかったようで狩りは不調に終わりました。ハチはようやく落ち着くと念入りに身繕いを始めました。2011年9月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
Pemphredon montana Dahlbom, 1845 ミヤマアリマキバチ
見慣れない黒いハチが尾根の鞍部(標高〜620m)の日陰で休んでいました。(前伸腹節の皺の有無、腹端の形状により、ミヤマアリマキバチ(Pemphredon montanus)のメスのようですね。分布も本州中北部なので問題ないでしょう。 by 管理人) 2011年11月上旬 山形県・里山/撮影者:しぐま様
Colpotrochia sp. Colpotrochia属の一種
種不明その1。黄色く膨らんだ腿節が特徴的だと思い、ヒメバチを中心に名前を調べてみましたが結局分かりませんでした。見つけたのは低山の麓でほぼ平地の環境です。(ヒメバチ科メンガタヒメバチ亜科Colpotrochia属の一種です。Colpotrochia (Colpotrochia) nipponensis Uchida, 1930 キマダラマルヒメバチ? by こにし様) 2011年8月6日 徳島県徳島市/撮影者:木佐浩之様
Dusona sp. Dusona属の一種
種不明その1。(ヒメバチ科、チビアメバチ亜科、Dusona属の一種です。なにしろ種数の多い属なので、標本があっても種の同定は難しいと思います。 by こにし様) 2011年7月27日 東京都日野市/撮影者:うらく様
Coelioxys yanonis Matsumura, 1912 ヤノトガリハナバチ
オス。山間の廃屋の花壇に来ていました。腹の先が4つに別れて尖り、胸背に両端に棘状の突起、中心も尖り気味でMの字のように見えます。複眼に微毛がありました。(ヤノトガリハナバチはスミスハキリバチを寄主としており、もっともよく見られるトガリハナバチのひとつです。 by 管理人) 2011年8月 撮影者:KLX様
ナガコバチ科の一種 Eupelmidae gen. sp.
種不明その1。美しく青金色にかがやく虫を撮影しました。長さ1センチ弱だったと記憶しますが正確ではありません。(ナガコバチ科のEusandalum属あるいはCalosota属の一種ではないのかなと考えます。前者の可能性が高いのではと思うのですが… これらのグループに接したことがないので自信はないのですが。 by Toby様) 2011年6月5日 東京都府中市/撮影者:き坊様
Balcha sp. Balcha属の一種
種不明その1。八丈島で採集してきた写真のコバチが全く同定できません。まるでセイボウのように美しい金属光沢のボディーに黄色の脚が鮮やかです。全長は10.5mmあります。
このコバチは、「ナガコバチ科EupelmidaeのBalcha sp.と思われます」と高橋秀男さんからコメントをいただきましたので、報告させていただきました。高橋さん、ありがとうございます。2011年5月 東京都八丈島/撮影者:Pakenya様
Gasteruption breviterebrae (Watanabe, 1934) ヒメコンボウヤセバチ
コンボウヤセバチが飛んでいました。しかし腹に赤い部分がありませんでした。(産卵管が短いのでヒメコンボウヤセバチのメスです。赤い部分が無いのは個体差ではないかと思います。 by 管理人) 2011年5月 大阪府南部/撮影者:KLX様