Category Archives: Vespa属

Vespa crabro Linnaeus, 1758 モンスズメバチ

個人的に思い入れがある2014年ベストショット(膜翅目部門)はこれです。「巣に侵入するナミクシヒゲハネカクシ?を殺すモンスズメバチ♀門衛」/撮影・投稿者:しぐま様

(動画では、スズメバチに襲われかけていますが、殺される場面は撮られていないんですね。ということは、まんまと侵入に成功しているかも? by 管理人)

モンスズメバチ門衛の大顎で噛み付かれる寸前その懐にハネカクシが潜り込み侵入に成功してる…ようにも見えますね。

それより気になったのは、侵入の瞬間にハネカクシが腹端に何か白い水滴のようなもの(排泄物?)を出したことです。ハネカクシが土壇場で示したサソリのような姿勢はもしかすると寄主を撹乱するフェロモンを分泌しようとしていたのかもしれない…と勝手に妄想してみました。ハネカクシの化学擬態とか調べられたら面白そうです。(既に誰かがやってそうですけど)

Vespa ducalis Smith, 1852 ヒメスズメバチ

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キアシナガバチの巣を襲撃して育房内の蛹を引き抜き捕食するヒメスズメバチ。キアシナガバチが巣を守る行動は見られませんでした。他のスズメバチとは異なりヒメスズメバチは通常その場で獲物を咀嚼して肉汁だけ吸って帰るのですが、一回だけ食べかけの蛹(肉団子ではない)を持ち帰るシーンを目撃しました(映像なし)。

食事中のヒメスズメバチの背中に油性ペンでマーキングしたところ、この日は同一個体が繰り返し飛来していることが分かりました(計7回)。2009年9月上旬 山形県/撮影者:しぐま様


Vespa ducalis

今朝家を出ようとすると、いきなりブーンと聞こえましたので上を見ると蜂らしきものが飛んでおり、羽音と体の大きさに驚き、急いでスプレー式の害虫駆除剤で退治いたしました。2009年10月18日 福岡県/撮影者:名無しさん


Vespa ducalis

今年は自宅のベランダにヒメスズメバチを吊るしています。エサ用にと、コガタスズメバチの巣板を吊るしたら、2段目に外皮をかけました。自分の巣から1mほどしか離れていないので、巣作りに手を抜くヒメのこと、別荘として使い始めたようです。

ただ吊るして眺めて楽しもうと思っていたのですが、ヘンなことを始めたので目が離せなくなってしまいました^^; 2008年9月 撮影者:sundog様


Vespa ducalis

樹液にきていました。2007年6月23日 栃木県宇都宮市/撮影者:管理人


Vespa ducalis

(巣を作っているアシナガバチは、セグロアシナガバチだと思われます。また、1匹だけ大きいハチはヒメスズメバチで、セグロアシナガバチの巣を襲っているところです。ヒメスズメバチはアシナガバチの幼虫や蛹を専門に狩り(襲って体液を吸う)ます。敏感になっているときに巣に近づくと刺される危険性があります。)2006年8月/撮影者:わかな様


Vespa ducalis

巣の色が褐色であり、育児室が浅いことから、ヒメスズメバチの巣だと思われます。この巣は、女王バチが作成し、その後放棄された物だと思われます。本種の女王が作る巣は、外皮が傘状です。このため、この巣は壊れた物ではないと思われます。2005年11月20日 山形県飯豊町/撮影者:シグマ様


Vespa ducalis

ミモザの小さな葉に10匹程度群がっているしたの地面に落ちていた死骸。2005年9月 撮影者:S-Bird様


Vespa ducalis

自転車のサドルに潜み、なぜかここから動こうとしない。近くで巣ではないところに集まるキアシナガバチがいたことから、襲った可能性がある。本種はアシナガバチ類の幼虫を専門に狩る。2005年9月15日 長崎県長崎市/撮影者:園田様


Vespa simillima Smith, 1868 キイロスズメバチ

先ほど家の中でカーテン裏から飛んできました^_^; ぱっと見大きかったのでスズメバチと思い雑誌で叩きました。大きさは1.5cmほどです。/撮影・投稿者:うまくなりたい様(2016年8月投稿)


ヤブガラシに訪花したキイロスズメバチをハイスピード動画(240fps)で撮影してみました。機材はCASIOのEX-FH25です。望遠マクロで画面いっぱいにとはいかないようです。2010年9月10日 栃木県日光市藤原/撮影者:管理人


Vespa simillima

ミツバチを巣から狩り出したキイロスズメバチが、近くのススキの葉にぶら下がって食事中。2005年10月15日 山形県飯豊町/撮影者:シグマ様


Vespa simillima

雑木林の林道沿いで地上2~3mの樹上に営巣してました。2005年11月 山形県飯豊町/撮影者:シグマ様


Vespa simillima

2005年11月26日 撮影者:ハンマー様


Vespa simillima

腹端から出てきたのはハリガネムシです。ハリガネムシは水中で産卵。水生昆虫を中間宿主とし、それを獲物として狩ったスズメバチに寄生します。スズメバチの巣を駆除すると、死んだ働き蜂の体内から出てくるのが、時々見られます。2005年11月 撮影者:キセノン様


Vespa simillima

巣の入り口のところの葉を噛み砕いているところ。目的は不明である。2005年6月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Vespa simillima

旅館の窓にしょっちゅう遊びに来ていた。2004年7月 撮影者:ゆきだるま様


Vespa mandarinia Smith, 1852 オオスズメバチ

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「NHK特集 襲撃 スズメバチの恐るべき生態」1984/11/25放送


Vespa mandarinia

Vespa mandarinia

オス。(1枚目の写真では、腹節が7つあることで(メスは6節)オスだとわかります。触角は1節目が柄節、2節目は長い節ではなく、その手前のちょっとだけ見える短い節で、梗節といいます。3節目から13節目までを鞭節といいます。 by 管理人) 2009年11月3日 神奈川県/撮影者:mizuao様


Vespa mandarinia

夜、我が家にいつの間にか入ってきていた蜂です。2006年7月 撮影者:ぽん太様


Vespa mandarinia

今までオサ掘りで採った女王しか持ってなくて、この秋採ったワーカーの標本が出来上がったので、さっそく並べてみました。そうすると全然違うのがよくわかりました。女王は千葉県産で2月上旬に朽木から採集。(油が出てます・・・)。ワーカーは埼玉県産で茶の花に来ているところを10月上旬に採集しました。撮影者:高ちゃん様


Vespa mandarinia

午前中にオオスズメバチの巣を駆除したときに撮影しました(午前中は他巣のオスバチが巣の周りを飛び回ります)。ワーカーは危険なので全て回収しましたが、巣内に残るオスと新女王はピンセットで抜き出してポイポイ捨てていました。その捨てた未交尾の新女王に次々とオスが飛びかかり、写真のような具合になりました。交尾時間は10~20秒で、終わると♀が♂に攻撃を加え(噛み付く)、交尾器が離れます。 その後♀は逃げるように飛び去りました。撮影者:sundog様


Vespa mandarinia

交尾の様子。撮影者:sundog様


Vespa mandarinia

スズメバチの訪花です.サザンカにたくさん来ていました.オオスズメバチがもっとも多く,コガタ,ヒメ,モン,キイロが見られました.そのうちオオスズメバチのみオスが見られました(およそ1:1).2006年11月 大阪府東大阪市/撮影者:みつき様


Vespa mandarinia

撮影者:sundog様


Vespa mandarinia

枯葉の上を散策する女王。佐賀県佐賀郡/撮影者:ヒゲおやじ様


Vespa mandarinia

メス。中胸背に付着物(寄生?)あり。1996年8月 茨城県牛堀町/撮影者:さびきこり様


Vespa dybowskii Andre, 1884 チャイロスズメバチ

Vespa dybowskii

撮影者:みつき様


Vespa dybowskii

本種の新女王放出は、他のスズメバチと比べると比較的早いようです。これは駆除を依頼され、ペンションの天井裏から回収した新女王です(新潟県)手に乗せてみました。新潟県/撮影者:sundog様


Vespa analis Fabricus, 1775 コガタスズメバチ

Vespa analis

私も久しぶりにVespaを写そうと、山茶花の垣根を訪れてみました。翅がかなり擦り切れていましたので、ワーカーでしょうか。山茶花のつぼみを好んで選んでいました。2006年11月12日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様


Vespa analis

オス。この秋、採集したVespaの♂は、ヒメ、コガタ、オオ、キイロで、チャイロを除いた平地性の種では唯一モンだけは採集できませんでした。(ワーカーは採集しました)。サザンカがベストだと思いますが、なかなか網を振れる場所になく、しかたなくチャノキで狙いました。キイロだけはエノキの葉をなめていました。アブラムシの甘露でしょうか。♂よりワーカーの方が長生きするのは知りませんでした。2006年10月7日 埼玉県/撮影者:高ちゃん様


Vespa analis

駆除したコガタスズメバチからスズメバチネジレバネ(Xenos moutoni)のオスが出てきました。ひとつ上の節から顔をのぞかせている2個体は、右上がメス、左上がオスの抜け殻です。撮影者:sundog様