Monthly Archives: 2月 2012

Epeolus melectiformis Yasumatsu, 1938 シロモンムカシハナバチヤドリ

Epeolus melectiformis

神社の境内で撮影しました。ババムカシハナバチの巣穴を覗いて回っていましたので、おそらく寄生するものと思われます。2009年6月7日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様


Proceratium sp. Proceratium属の一種

Proceratium sp.

種不明その1。家の近所のちょっとした林になっている公園でとれました。(カギバラアリの一種。女王と思われます。by 管理人) 2009年5月 蘆様


Nematinus sp. Nematinus属の一種

Nematinus sp.

Nematinus sp.

Nematinus sp.

種不明その2。4月に近所の山で採集したハバチについて、拙ブログで種名不詳のまま掲載したところ、Arge様より、Nematinus属であろうことと、さらに文献を紹介して戴きました。で、英語に悪戦苦闘しながら検討したのですが、どうも当時の検索には載っていない種類のような気がするのです。そこで、ハチに詳しい方々のご意見を伺いたく投稿する次第です。産卵管鞘の拡大。裁断状ですからluteus-groupと思われます。前脚脛節。内側の距にヒレ状の突起があり、爪は内歯があります。(Acleris様のブログやArge様紹介の文献も目を通してみました。Nematinus属全種の資料がそろっていれば推測もできますが、私も資料や標本は持っていないので、これ以上の同定はお手上げですね。 by 管理人) 2011年4月10日 兵庫県神戸市須磨区 撮影者:Acleris様


Nematinus sp.

種不明その1。ハイキング中、ハチが私の頭にとまっていました。指に乗せて写真を撮りました。

(ヒメセグロヒゲナガハバチと同じNematinus属と思われます。

種の決定は主に産卵管鞘(ノコギリ状の産卵管を覆っているカバーのような部分)を見る必要があります。2007年に新種記載されたばかりの種もあり、通常の図鑑には載っておらず、英語の記載論文を調べるしかありません。参考までに文献名を載せておきます。

Togashi, I., 1991. Three new species of the Nematinus acuminatus group (Hymenoptera: Tenthredinidae) from Japan, with a key to species. Proceedings of the entomological Society of Washington, 93: 652-659.

Togashi, I., 1995. A New Species of the Nematinus acuminatus Group (Hymenoptera, Tenthredinidae) from Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, 1(1): 23-25.

Togashi, I., 2007. Sawflies of the Nematinus luteus Group (Insecta: Hymenoptera: Tenthredinidae) from Japan. Bulletin of the National Museum of Nature and Science, Series A (Zoology), 33(2): 85-92.

私もいくつか調べたことがありますが、これらの検索表でうまく同定できないものもあり、他に未記載種(または日本未記録)がいるか、論文に書かれていない斑紋変異があると思われます。というわけで、写真からは種の決定は難しいと思われます。by Arge様)

2009年5月3日 長野県高ボッチ高原/むいむい様


Eucera sp. Eucera属の一種

Eucera sp. Eucera sp.

種不明その1。(ニッポンヒゲナガハナバチかシロスジヒゲナガハナバチのメスなのですが、翅脈が不鮮明のため特定できません。by 管理人) 2009年5月 撮影者:混沌様


Spinarge affinis Shinohara, 2006 ホソトゲチュウレンジ

Spinarge affinis

Spinarge affinis

翅がかなり傷んでいて、飛べないような状態でしたが、コバノミツバツツジに産卵していたミフジハバチです。その後このハバチは、専門家の調査によりホソトゲチュウレンジ(Spinarge affinis Hara & Shinohara)であることがわかりました。2009年5月5日 兵庫県加東市/撮影者:ハンマー様


オナガコバチ科の一種 Torymidae gen. sp.

Torymidae gen. sp.

写真はコナラなどに形成される虫こぶ、ナラメリンゴフシに産卵するハチです。ちなみに、ナラメリンゴフシとは、ナラメリンゴタマバチが作る虫こぶだそうです。(おそらくオナガコバチ科の種です。by Toby様) 2008年5月4日 兵庫県三田市/撮影者:ハンマー様


Pachyprotasis okutanii Inomata, 1970 オクタニキモンハバチ

Pachyprotasis okutanii

川の土手で見つけたハバチを。(難しいPachyprotasis属の中では比較的わかりやすい種類です。ヨモギが食草で、早春の河川敷に多産します。by Arge様) 2009年4月 撮影者:蘆様


Taxonus fulvicornis Matsumura, 1912 ツノキクロハバチ

Taxonus fulvicornis

Taxonus fulvicornis

川の土手で見つけたハバチを。イタドリの上に大量にいました、ざっと100匹は見たと思います。(イタドリやスイバを食べるツノキクロハバチ Taxonus fluvicornisと思います。by Arge様) 2009年4月 蘆様


Perineura sp. Perineura属の一種

Perineura sp.

Perineura sp.

Perineura sp.

種不明その1。よく見ると、アジサイの葉に産卵しているようでした。採集したのはオス2個体でした。(アジサイハバチは多少個体変異がありますが、メスの腹部には広い黄褐色部があります。多分別の種ではないかと思います。このPerineuraという属ですが、2007年に2種が追加されて9種になったのですが、オスの記載のあるのが2種しかありません。by Arge様) 2009年4月11日 栃木県日光市/撮影者:管理人


Dolerus subfasciatus Smith, 1874 スギナハバチ

Dolerus subfasciatus

河川敷で見つけました。(正確には顕微鏡で体表の彫刻などを見ないとわかりませんが、スギナハバチのオスだと思われます。by管理人) 2009年3月15日 埼玉県/撮影者:蘆様