Monthly Archives: 2月 2012
Cerceris albofasciata (Rossi, 1790) アカアシツチスガリ
アカアシツチスガリと思われるハチの営巣地をみつけ、獲物を持ち帰ってきたハチを撮影しました。獲物の姿がはっきりと確認できる写真を撮ることができなかったので、獲物を横取りしたところ、カタビロトゲハムシでした。図鑑などには、アカアシツチスガリの獲物はカメノコハムシ類と記載されていますが、トゲハムシも狩るのでしょうか?/撮影・投稿者:ハンマー様(2013年7月投稿)
(こちらのブログに、トゲハムシの事例がありました。(キスジになっていますが)by 裏庭様)
http://blogs.yahoo.co.jp/akinatuei3123masa/9763362.html
(N先生を経由して、「狩蜂生態図鑑」の著者である田仲氏からコメントをいただきました。田仲氏も撮影したことがあり、岩田先生の記録もあるようなので、それほど珍しいことではないようです。by 管理人)
オス。(似ているキスジツチスガリとは、脚の色(キスジは腿節が部分的に黒)、前伸腹節の三角域(キスジは明瞭に条刻され、アカアシは平滑で光沢がある)で区別されます。by 管理人) 2009年7月 撮影者:蘆様
Apareophora japonica Takeuchi, 1952 シモツケマルハバチ
この頃、シモツケマルハバチの幼虫の頭と周囲だけ残され食われたものが多く現れるという怪事件がありました。そして7月2日、写真のようなかまれて出血し死亡したらしい幼虫を見つけました。この幼虫はその後もこのまま残り続けたので死んでいたのでしょう。まず思いついたのはアシナガバチやスズメバチですがそれならもっときれいに持って行くはずです。写真の幼虫を見て共食いではないかと思いました(このシモツケには幼虫が多かった)。(捕食された可能性も十分あると思われますが、やはり現場を押さえない限り、何が起こったのかはわかりそうにないですね。 by 管理人) 2009年7月2日 撮影者:zatou様
Lestica collaris (Matsumura, 1912) クビワギングチ
蛾を撮影しようとしていたところ、蜂がやってきて襲いかかったところです。体長約8.1mm。蛾の方はチビトビスジエダシャクっぽいです。2007年8月1日 東京都稲城市/撮影・投稿者:Hepota様
(背面からの画像では断定はできませんが、斑紋とガの成虫を狩るというところから、クビワギングチの可能性が高いと思われます。by 管理人)
オス。ハルジオンの花上にて。 2009年7月5日採集 さいたま市秋が瀬公園/撮影者:蘆様
Omalus aeneus japonicus (Bischoff, 1910) ムネツヤセイボウ
僕がとった個体はほぼ全身金緑色でした。平地の真ん中の神社で見つけました。埼玉県川越市/撮影者:蘆様
場所は阿武隈山地標高600mぐらいです。大きさは4-5mmぐらいでした。(このセイボウは、腹部が背面から見て細長くなく、円形に近いので、ナミハセイボウなどのセイボウ族ではなく、ツヤセイボウ族になります。資料によると、翅脈(基脈が強く曲がる)や頭頂部後半・前胸背・中胸背の大部分などに点刻が無いという特徴から、ムネツヤセイボウだと思われます。 by 管理人) 2009年7月3日 撮影者:まあ様
Cleptes srassiceps Tsuneki, 1959 アタマセイボウモドキ
葉の上を歩き回っていたハチですが、そのきらめく青色には驚かされました。(セイボウモドキの仲間でアタマセイボウモドキといいます(メスのようです)。単眼が頭部後縁から大きく離れているのが特徴です。何に寄生するのか等の生態はほとんどわかっていないようです。 by 管理人) 2009年6月18日 北海道札幌市/撮影者:zatou(新屋)様
Pison koreense (Radoszkowski, 1887) コウライクモカリバチ
神社から発見した小さな泥巣を解体すると、クモカリバチと思われる個体の死骸がありました。(脱出できなかった?)大きい方はヒメベッコウの類でしょうか。2009年12月 埼玉県川越市/撮影者:Bacon.L様
8月に何度か見かけていたのですが、今年は、6月に良く見かけ、初めて巣を見つけることができました。2009年6月下旬 神奈川県川崎市/撮影者:裏庭様