Monthly Archives: 2月 2012
Polistes snelleni Saussure, 1862 コアシナガバチ

コアシナガバチ創設女王が巣の上部を舐めて唾液を塗布しています。防水加工。2010年5月中旬 山形県/撮影者:しぐま様

TVのパラボラアンテナの裏に営巣していました。育房の壁を伸ばしています。2010年5月上旬 山形県/撮影者:しぐま様
家の軒下に何度も巣を作られてしまい、困っております。2009年9月 撮影者:mahina様
自宅庭に蜂の巣が出来ました。毎年のように巣が出来るのでどうしたものかと思っていましたが今年は観察しやすいところに出来たため6月上旬から観察を続けています。巣は歩道に面した人通りのあるところに出来たため最近動きが活発になってきたので駆除したほうがよいのか困っています。2006年7月 札幌市西区/撮影者:miy様
キバナコスモスのプランターに営巣。本種の巣は写真のように中央から反るのが特徴である。2005年9月 埼玉県/撮影者:nakajima様
鉢植えの枝にハチの巣を見つけた。2005年6月 撮影者:さい様
2004年8月 撮影者:Q太郎様
Polistes rothneyi iwatai van der Vecht, 1968 キアシナガバチ本土亜種

一回り大きく、若干模様も違う右側は、女王蜂でしょうか。1時間くらい観察していましたが、たまに幼虫が出てきて、また巣の奥に引っ込んだりするのを見るのはなかなか楽しいものでした。(働きバチでも大きさの違いがあるので写真だけで判断するのは難しいです。 by 管理人) 2011年8月 山梨県甲斐大泉/撮影者:混沌様
キアシナガバチの創設女王が巣の近くの茂みでアワフキムシの幼虫の泡を舐めていました。2009年6月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
オス。2008年11月 クプクプ様
写真は5月に見つけてから時々覗いているキアシナガバチの巣です。数匹が蛹室を作ったようですが、蛹室のフタの上に新しい卵が産みつけられています。これは普通のことですか?この場合、羽化した成虫が脱出してくる時に妹を傷付けたり、落したりしないものでしょうか?
(高見澤今朝雄著「日本の真社会性ハチ 全種・全亜種生態図鑑」によると、
「(前略)この育児方法は1つの育房で2つのステージの育児をすることが可能となる。したがって営巣期間が短く、かつ卵から成虫になるまでの羽化日数が60日近いアシナガバチにとって、育房の重複利用は育房の増設という労働負担の軽減とともに、効率的な成虫生産を行なうことが可能な育児方法といえる。」とあります。
ちなみに、スズメバチ亜科のハチたちも育房の再利用はするものの、羽化後に産卵が行なわれます。このような方法はセグロアシナガバチとキアシナガバチに見られるそうです。 by 管理人)
2008年6月14日 兵庫県三田市/撮影者:ハンマー様
撮影者:yasuko様
冬眠からさめたばかりのキアシナガバチの新女王だと思われます。下の個体は、かじっているように見えるので、巣材を採取しているのかもしれません。2006年4月23日 撮影者:ハンマー様
2005年9月10日 撮影者:Beet様
巣ではないところに集まっている(拡大画像)。近くにいたヒメスズメバチに襲われた可能性がある。2005年9月 長崎県長崎市/撮影者:園田様
集団でツバキの葉の裏にとまっているところ。スズメバチに襲われたり、何らかの理由で巣を失ったときに、このように集団でとまっていることがある。2005年8月 撮影者:ひとさん様
2004年8月 撮影者:平群庵様
前伸腹節の紋が大きい個体。2004年8月 撮影者:平群庵様
Polistes nipponensis Perez, 1905 キボシアシナガバチ
毎年,庭のシナノキの花に来るハチを楽しみに観察しています。今年はシナノキの花数が多く,いろいろなハチが来ています。(腹部に黄色い紋があるとコアシナガバチになります。 by 管理人) 2011年6月14日 千葉県千葉市/撮影者:はるこ様
昨日の深夜このハチに刺されてしまいました。洗濯物の中に紛れており、手の甲を刺されました。最初は激痛で何が起きたのか分からなかったのですが、洗濯物の中からコイツが出てきました。(アシナガバチの仲間は女王蜂が冬眠のために洗濯物の中に潜り込むことがあります。 by 管理人) 2010年11月22日 茨城県つくば市/撮影者:とも様
(写真のアシナガバチは左2個体がキボシアシナガバチのオス、右2個体が同メスです。)2006年9月採集 埼玉県/撮影者:高ちゃん様
働きバチが、巣の熱を下げるため、扇風機の役目をしているところ。キボシアシナガバチの巣は、繭の色が黄色である。2005年7月 栃木県今市市/撮影者:管理人
Polistes jokahamae okinawensis Matsumura et Uchida, 1926 セグロアシナガバチ沖縄亜種
左から沖縄本島のセグロ,本州のキ,沖縄本島のキです.奄美のキは本州のものと同じ亜種に含まれるようです.オスでは触角の先端を見れば簡単に区別できるのですが(キではうちわ状にひろがる)写真では少し難しいですね.セグロでは肩板(翅の付け根のところ)のすぐ内側に黄褐色の紋が見られることが多いようです.撮影者:みつき様
セグロアシナガバチのオスと思われる。ドライブ途中に立ち寄った、山の上の展望台のガジュマルの木にいたハチです。2005年12月9日 鹿児島県名瀬市(奄美大島)/撮影者:まゆみ様
Polistes jokahamae jokahamae Dalla Torre, 1904 セグロアシナガバチ本土亜種
公園のケヤキに止まっていました。(正確な同定方法は、次の通りです。
後頭(複眼の後部)の隆起線が大あごの基部に達する。前伸腹節の背面と側面の境界が角張る。
—-キアシナガバチ
後頭の隆起線が大あごの基部に達しない。前伸腹節の背面と側面の境界の角張りはゆるい。
—-セグロアシナガバチ )2006年8月19日 岡山県倉敷市/撮影者:森本様
2006年夏 撮影者:ピノコ様
(巣を作っているアシナガバチは、セグロアシナガバチだと思われます。また、1匹だけ大きいハチはヒメスズメバチで、セグロアシナガバチの巣を襲っているところです。ヒメスズメバチはアシナガバチの幼虫や蛹を専門に狩り(襲って体液を吸う)ます。敏感になっているときに巣に近づくと刺される危険性があります。)2006年8月 撮影者:わかな様
自宅近くで見つけた初の巣です。上は前伸腹節に黄紋がある個体。2006年8月 撮影者:yasuko様
2005年9月 東京都港区/撮影者:なる様
家の軒下に造られたハチの巣。2005年8月 撮影者:幸ちゃん様
家の軒下に造られたハチの巣。2005年8月 撮影者:幸ちゃん様
メス。庭の葉の上にとまっていた。東京都品川区/撮影者:みすず様
巣と成虫。2004年6月 撮影者:kyoko様
自宅前の、鉢植えのクロサンドラの葉の中をもぐっているセグロアシナガバチです。
この所、毎日、何も持たず同じ方向から1?2匹飛来しては、この動作を繰り返しております。何を、しているのでしょうか? 2008年5月 撮影者:店長様
Polistes chinensis antennalis Perez, 1905 フタモンアシナガバチ本土亜種
フタモンアシナガバチの盗蜜行動を紹介します。盗蜜は必ずしもハナバチ類の専売特許ではないと知り、ビックリしました。/撮影・投稿者:しぐま様(2014年1月投稿)

フタモンアシナガバチの♂が柿の木から落ちた実の甘い汁を舐めにやって来ました。2009年10月中旬 山形県/撮影者:しぐま様
2006年夏 撮影者:ピノコ様
オス。2005年11月23日 栃木県那須町寺子/撮影者:kuwachan様
オス。2002年11月 三重県伊勢市/撮影者:じゅり様
メス。2002年11月 三重県伊勢市/撮影者:じゅり様
Parapolybia varia (Fabricius, 1787) ヒメホソアシナガバチ

遊歩道の鉄柱でホソアシナガバチの仲間の♂が休んで居ました。午前中で気温が低いせいか、近づいても弱々しく歩き回るだけです。頭を下に向けて静止し、折り畳んだ前足をピクピクさせています。白い頭楯とカールした触角から安全な(毒針を持たない)♂であると確信できたので、手乗りに挑戦してみました。人肌で体温が上がったのか、急に活発になりました。軽く身繕いすると飛び立ちました。2010年10月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
オス。先週末、雑木林の遊歩道で撮ったホソアシナガバチです。(ホソアシナガバチのオスは、触角の先端節で区別します。先端が細くなく、前節と長さが同じくらいなのがヒメホソアシナガバチ、ひょろっと細長く(前節の倍以上)とがっているのがムモンホソアシナガバチです。 by 管理人) 2010年10月 山形県/撮影者:しぐま様
林のキャンプ場で見つけました。(これは、ホソアシナガバチの仲間です。巣がこのように細長く垂れ下がっていますからヒメホソアシナガバチですね。)2006年9月 撮影者:s.mech様
Parapolybia indica indica (Saussure, 1854) ムモンホソアシナガバチ
2013年11月 群馬県桐生市(標高100~200m)/撮影・投稿者:hachi様
ヨモギの葉裏の線維を集めていました。巣材にするのだと思います。アシナガバチが木材などをかじっている姿はよく見かけますが、ヨモギの繊維を集めているのは初めて見ました。2012年5月20日 兵庫県篠山市/撮影者:ハンマー様
手元にある図鑑『日本の真社会性ハチ:全種・全亜種生態図鑑』p74によると、(ムモンホソアシナガバチの)巣は樹木の葉に密生する毛を材料として造られるため、淡褐色もしくは淡い肌色を呈し、アシナガバチ属の灰色の巣と比べると対照的である。
ヨモギの繊維を使うという記述は見つけられませんでしたけど、使っても不思議じゃない気がします。
実はハンマーさんのブログ記事を拝見してすぐに、私も似た行動を観察しました。ムモンホソアシナガバチ♀が明らかにヨモギの葉表に口を付けて何かを舐めていました。しかし、どうも巣材集めとは違うようです。側面から見ても口元に丸めた巣材(ペレット)を抱えていません。蜂が飛び去った後で確認すると、ヨモギの葉に肉眼レベルでは朝露やアブラムシは付いていませんでした。
こんなの長々と見せられても困るでしょうけど、話題提供ということでお蔵入りしていた謎の動画を公開してみました。お忙しければ適当にスキップしながらご覧ください。内容は「ヨモギ舐め→身繕い→飛び立ち」です(4:39)。2012年5月下旬 山形県 撮影者:しぐま様
ついでに無紋(と思ってる)の巣で撮った♂の写真も貼っておきます。離れた位置から恐る恐る望遠で撮ったので、触角先端部の資料写真としてはいまいちですね。2010年8月下旬 撮影者:しぐま様
ハチが飛んできたと思ったら、アワフキムシの泡に口をつけていました。その中の幼虫を襲うということはなかったと思います。水分補給でしょうか。(アワフキムシの排泄物は甘露にはならないようです(Wikipedia)が、アシナガバチにはアワフキムシの泡を吸う習性がありそうですね。水分補給なのでしょうか。成分から巣材ということも考えられそうです。 by 管理人) 2010年5月9日 撮影者:混沌様
メス。自宅庭のマユミに来ていたハチです。2009年5月8日 撮影者:hal-co様
私の昆虫撮影方法は魚眼接写のため被写体に約2センチに近づけて撮ります。添付した画像も恐る恐る近付け何とか撮っています。特に警戒の気配はないのですが、たまに動きが止まります。2006年5月 撮影者:フォトベルケ様
ヒノキの幹にいるのを撮影。成虫で越冬した女王蜂と思われる。2006年2月 群馬県/撮影者:フォトベルケ様
キャンプ場のコテージの壁板の節にゾロゾロ集まっていて壮観でした。2002年10月 岡山県/撮影者:こばし様
その後,また訪れる機会があり,撮影いたしました。未だブンブン飛んでいるようでしたが,入り口にいる個体数が減って3~4頭のみとなっておりました。2005年10月15日 東京都西多摩郡奥多摩町/撮影者: ぼんぶす様
越冬のために集まった個体。2005年10月 神奈川県厚木市/撮影者:しまちゃん様