Monthly Archives: 2月 2012

Megachile subalbuta Yasumatsu, 1936 ヒメツツハキリバチ

Megachile subalbuta

この蜂だけは、独特な甲高い羽音を聞かせてくれます。2004年8月中旬 撮影者:みつき様


Megachile subalbuta

2006年9月 奈良県平群町/撮影者:平群庵様


Megachile subalbuta

昨年の秋、小さなハキリと出会いました。体長7mm、手持ちの図鑑にはありませんでした。(多分ヒメツツハキリバチだと思います。いずれにしても Eutricharaea らしいことは確かです。指摘された内地産の4種のうち、ニッポンは正体不明、コウベはオスの前脚が太くなっていますし触角の先端が広がっていて違います。(ヒメツツとキョウトは Eutricharaea でなく Paracella(だったかな?)という別の亜属だという説もあります)キョウトとヒメツツは紛らわしいですが(大きさも似ています、1ミリぐらいは個体差の範囲内です)キョウトはメスの顔の中央に小さいけれどはっきりした点刻のない部分がありますし、オスの第6腹背節(上から見える最終の節)の白い毛の下半分がはっきり三角形に切り取ったように無毛になっていることでヒメツツと区別が出来ます。写真でははっきりはしないですがどちらもキョウトの特徴を示しているように見えないのでヒメツツだろうと思う次第。)2006年9月 奈良県平群町/撮影者:平群庵様


Megachile spissula Cockerell, 1911 ヒメハキリバチ

Megachile spissula

メス。2004年8月 撮影者:tombow様


Megachile sculpturalis Smith, 1853 オオハキリバチ

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樹脂と木屑で巣穴を閉鎖するオオハキリバチ。丸太の先に開けられたネジ穴(直径8mm)の一つでオオハキリバチが営巣していました。樹脂と木屑を交互に運んできてよく練り合わせ、充填します。塞いだ後は砂粒を塗り付けて営巣完了しました。2010年9月上旬 山形県/撮影者:しぐま様


Megachile sculpturalis

葉っぱは、私が撮影しやすいように穴につめたものです。一生懸命、穴から出しているところです。葉っぱをどけて中に入るところを撮るつもりが、中から出てきたので焦りました。2010年8月 撮影者:混沌様


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林道の泥濘で泥団子を作っていました。巣材は樹脂とのことですけど、育房の仕切りや戸締りに泥も用いるそうです。2009年8月下旬 山形県/撮影者:しぐま様


Megachile sculpturalis

道にオオハキリバチらしきハチが3匹転がっていました。どうも交尾をしているらしいのですが、オスが2匹も同時に交尾することはあるのでしょうか。(2個体のオスが1個体のメスを狙っているようです。 by 管理人) 2008年6月18日 大阪府/むいむい様


Megachile sculpturalis

オス。カワミドリの花に大きなハキリバチが来ていました。2008年8月28日 東京都多摩地域/撮影者:クプクプ様


Megachile sculpturalis

泥を採取しているところ。樹脂だけではなく泥も巣材に使うようです。2006年8月 撮影者:ハンマー様


Megachile sculpturalis

2005年8月 栃木県今市市/撮影者:管理人


Megachile sculpturalis

ケブカハナバチの巣穴に営巣するオオハキリバチ。頭から巣穴に入り、蜜を吐き出してから、逆さに入って行きます。今度はスコパにつけた花粉を掃き落とします。 2005年9月18日 佐賀県大和町/撮影者:ヒゲおやじ様


Megachile sculpturalis

家の中に入ってきたハチ。すでに死んでいたもの。2005年9月 神奈川県横浜市/撮影者:AKI様


Megachile sculpturalis

Megachile sculpturalis

メス。2005年8月 撮影者:れもん様


Megachile disjunctiformis Cockerell, 1911 ネジロハキリバチ

Megachile disjunctiformis

Megachile disjunctiformis

Megachile disjunctiformis

Megachile disjunctiformis

Megachile disjunctiformis

庭に見たことのないハチが来ました。体長約10mmで、黒い体に白い毛が生えています。腹部下面の毛は少ないようです。(このハキリバチは、ネグロハキリバチのオスです。オオハキリバチと同じ属で、葉ではなくヤニで巣を作るなど同じような習性があるようです。

http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/CGI/Guide/Guide.exe?A_G91=*&S=2&Q=N:475

by 管理人) 2011年7月24日朝8時30分ごろ 大阪市内/撮影者:ひまわりくろたん様


Megachile disjunctiformis

盆の帰省のおり、キアシハナダカバチモドキを観察したグラウンドにあるエンジュの花に来ていました。雄のようです。昔は、神社の柱の穴に営巣に訪れていましたが、久しぶりに見ました。2006年8月15日 兵庫県加古郡播磨町/撮影者:ヒゲおやじ様


Euaspis basalis (Ritsema, 1874) ハラアカハキリバチヤドリ

Euaspis basalis

見たことがない赤いハチが室内に迷い込んできました。2006年9月9日 山形県飯豊町/撮影者:しぐま様


Euaspis basalis

2005年8月 栃木県今市市/撮影者:管理人


Euaspis basalis

2005年9月 大阪府交野市/撮影者:S-Bird様


Euaspis basalis

2005年9月1日 神奈川県/撮影者:あかまんま様


Anthidium septemspinosum Lepeletier, 1841 トモンハナバチ

Anthidium septemspinosum

トモンハナバチに目印を付けて巣を探しているところ。今日はおそらく巣に近いであろう場所まで来て見失ってしまいました。2006年8月26日 栃木県/撮影者:さびきこり様


Anthidium septemspinosum

個体数は比較的多いようですが、花にとまっている時間が短く、また風でミソハギが大きく揺れるので、なかなかとらえることができません。2006年8月16日 栃木県/撮影者:管理人


Anthidium septemspinosum

2005年8月 埼玉県北部/撮影者:ケンセイ様


Osmia sp. Osmia属の一種

Osmia sp.

種不明その1。ツツハナバチの一種。野積みされた伐採木の穴に営巣していました。2006年5月4日 撮影者:ハンマー様


Osmia orientalis Benoist, 1929 マイマイツツハナバチ

Osmia orientalis

2008年4月 奈良県大和郡山市/撮影者:みつき様


Osmia orientalis

少年のころ、友達と一緒にクワガタムシを捕りにいったのですが、その場所で2個体の営巣を確認した他、おびただしい数のカタツムリの殻がある環境や、十数匹が訪花する様子を見、感動しました。

そして、一番見たかった、巣材を採るシーンの撮影にも成功しました。イマイもレンゲの花に訪花していましたが、イマイは私の町、播磨町にわんさかいました。

レンゲソウが多く咲いているひとつの田に、洋種ミツバチに匹敵する数のメスの訪花を見ました。おそらく2百匹を下らない数のメスが営巣しているものと思われました。2006年5月 兵庫県加古郡稲美町/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

別の固体が営巣を始めた写真ですが、殻の修復をするところです。

最初の固体が巣作りをした、すぐとなりですが、4月9日に最初の営巣を確認してから、約2週間が経過しています。

体毛の状態などを見ると、長く活動しているようには見えません。 日照などの環境の差で、発生期間に差がでるのでしょうが、最初の個体が荒天候続きの中、2週間余りで営巣したことを考えても、連休一杯は営巣を続けそうです。

ちなみに、みかん山の山道沿いの、日当たりのいい斜面に営巣しています。 岩田先生も、この蜂は日当たりのいい、乾燥した環境を好むようだと、記していたように記憶しています。

2006年4月26日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

2育房目の幼虫。やっと孵化したところです。右側に異常に分厚い、入り口側の隔壁が見えます。2006年4月25日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

本日の観察では、殻は枯れ草に沈んだ状態で、育房の数は増えていません。 完成したと判断して回収してきました。

巣の完成の瞬間を撮影したかったのですが、この蜂は少しでも外的から巣を守るため、殻を目立たなくしようとする習性を持っていることも想像できます。

比較的多いと思われる7育房巣でしたが、2週間あまりで完成した割には、2育房目がやっと孵化した状態でした。隔壁は一番外側だけ4ミリ強あり、他の1ミリと比べ、特別厚く作られています。 殻の一番入り口に蓋を作るのかと想像していましたが、作らないようです。

2006年4月25日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

肢をつかって殻を回す時、自分の体を固定し、肢で自分の後方に押しているようです。その時、どうも殻が元の場所を中心に回るように制御しているようにも見えます。2006年4月16日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

午後12時を過ぎて、陽が差してくると営巣を確認したのとは違う殻からメスが飛び出して行きました。ほぼ同時に、営巣を確認していた殻からもメスが飛び出して行きました。ほどなく戻ってくると、一度殻に進入してから出てきて、殻を動かし始めました。出かけた時の殻の位置が、気にいらなかったのでしょう。殻を倒したり、回したりの行動を組み合わせて、垂直方向に立て、入り口は下を向くように、上手に怪力ぶりを観察させてくれました。最初、殻を置いていた位置より、2~30センチ下に落ちていたのは、どうやら垂直に定位させた結果であろうと推測できそうです。下草を大あごでくわえ、肢を上手に使って回します。殻のサイドに位置したり、下にもぐりこんだりして、さながらハツカネズミが車をまわしているような、かわいい動作でした。

殻を日に透かして見ると、3育房ほどできているようです。最初、それ以外に大きな影が見えたのは、メス蜂だったようで、この蜂は夜を巣の中ですごすようです。2006年4月16日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

巣材の植物の葉を噛み砕く様子。営巣しているのとは、違う殻の上です。2006年4月9日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

花粉をスコパに付け、帰巣。殻の上にとまってから、頭を下に向け、殻の裏の方から進入していきます。確認してから3度の花粉搬入は、丁度15分置き、午前11時33分、48分、午後12時3分でした。13分の外役で帰ってきて、2分巣の中にいました。他の地上既存抗に営巣するハキリバチのように、蜜を吐き出してから、入り口で方向転換する様子は見られません。中の広さに余裕があるためと思われます。2006年4月9日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

先週、最初からあったカタツムリの殻のそばに、拾ってきた2つを置いていったのですが、2つが2~30センチ下に落ちていたにで、元の位置に戻して、みかん山を小一時間歩いて戻ってきたら、花粉をスコパに付け、帰巣してきました。下にあった方の殻に営巣していたらしく、しばらく殻を捜してから自分の巣に飛込みました。2006年4月9日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

午後3時過ぎにようやく晴れ間がのぞいたので、先週と同じ場所に行ってみました。カタツムリの殻を探るオスがいました。岩田先生によると、営巣前の時期にカタツムリの殻にオスメスが仲良く入っていることがあるそうです。帰りぎわに、みかん山の山道を散策中にみつけた、カタツムリの殻を2つ置いてきました。営巣を観察できることを期待しています。2006年4月2日 佐賀県 /撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

オスもいました。このあたりに営巣をしそうです。昨年、リュウキュウコオロギバチの狩りを撮影した場所と、2mと離れていません。2006年3月26日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia orientalis

30数年ぶりにマイマイツツハナバチを見つけ撮影しました。兵庫の故郷では、川沿いに多数が生息し、カラスノエンドウに訪花していましたが、こんな早春に会ったのは初めてです。2006年3月26日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia jacoti Cockerell, 1929 イマイツツハナバチ

Osmia jacoti

30数年前に撮影した、レンゲに訪花するメス。撮影者:ヒゲおやじ様


Osmia jacoti

枯れた植物の髄質(既存孔)に作られた巣。 花粉団子に産み付けられた卵。撮影者:ヒゲおやじ様


Lithurgus collaris Smith, 1873 シロオビキホリハナバチ

Lithurgus collaris

海岸の青い花(種不明)に飛来。2005年8月 沖縄県国頭村/撮影者:管理人