Category Archives: Isodontia属

Isodontia nigella (F. Smith, 1856) コクロアナバチ

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コクロアナバチ♀が営巣中の竹筒トラップに巣材の枯草を詰め込んでいます。最近、蜂の個体識別に凝っているので、試しにこの蜂にも油性ペンでマーキングしてみました。2009年8月下旬 山形県/撮影者:しぐま様


Isodontia nigella

毛の色がやや褐色がかっていること、腹柄が第1腹節よりも長いことから、コクロアナバチだと思われます。2006年8月31日 大阪府/撮影者:ソノッチ様


Isodontia nigella

洗濯物干しのところにやって来たハチ。2005年9月 大阪府/撮影者:ミルク様


Isodontia harmandi (Perez, 1905) アルマンアナバチ

Isodontia harmandi

Isodontia harmandi

19日土曜日と20日日曜日に、ようやく念願のアルマンアナバチの獲物の搬入を観察できました。佐賀市富士町市川の山で、一昨年営巣中の巣にムカデが侵入、営巣が中断して、観察は頓挫していました。昨年は近くの岩で巣材採取する蜂を見つけましたが、トラップには営巣してくれず。今年こそはと、この蜂が好みそうな内径20ミリ以上の竹ばかり揃えたトラップを2つ7月初旬から用意して、満を持していました。2日で計4度の搬入を観察しましたが、いずれもササキリモドキの一種と思われました。かなり素早く搬入するので、写真はぶれていますが、最高にうれしい連休(実は1日仕事)になりました。

25日土曜日にも午後仕事を終えてから現地に駆けつけ、夕方まで眺めていましたが、巣材を持ち込むだけで、とうとう獲物は搬入しませんでした。先週の連休から合わせて15時間ほど見ていましたが、獲物の搬入は4匹だけでした。ドロバチやハキリバチのようにせっせと営巣を進める風ではありません。巣材は何度か狩りをすると、隔壁を増量するためか、補充を行うようです。獲物搬入の写真を見て、知りたかったことが確認できました。この蜂はコクロアナバチとは違い、獲物の触角は切り取らないようです。2009年7月 撮影者:ヒゲおやじ様


Isodontia harmandi

採集地は標高500m付近の二次林で、植生はスギ、クヌギの混生です。林内底部では一面クヌギを使ってシイタケ栽培がされており、そこを歩き回っていました。撮影者:Beet様